寺院と過疎問題

4月13日にスタートした、広島仏教学院の「オンライン仏教・真宗講座」。今日が3回目です。

本日2つ目の講義は「寺院と過疎問題」でした。西法寺がある岩美町も過疎指定地域ですから、講義を興味深く聞きました。

過疎という言葉は、古くからある言葉かと思っていましたが、昭和40年代に島根県匹見町の町長が国会で「過疎」という言葉を使用したことが始まりだそうです(諸説あり)。

都市部への移動、そして日本社会全体の人口減少というものは止めようがありません。しかし、田舎には田舎のよさがあります。山間の集落に住むご門徒さんは、「ご院家さん、ここは山は青きふるさと、水は清きふるさとですけえ」とおっしゃいます。

町内のご門徒さんの顔を思い浮かべると、一人、あるいは二人暮らしという方が少なくありません。ですが、お子さん世代は、同じ町内、あるいは鳥取市内で生活されている方が多く、親もとにすぐ帰って来ることができます。

田舎のよさを発信すること、そして、家から出られて生活されている方との関わりを持っていくこと。これが、地域を守るとともに、お寺を活性化させていく上で大切であると、改めて学ばされました。

講師の方は、「ふるさと」のお寺として、地域とともに存続することが、「ふるさと」を求める人たちの心の支えになる、と強調されましたが、全く同感です。

そうした視点もさらに意識して、寺院活動の活性化、地域社会への貢献をめざしていきたいと思いました。

投稿者: 西法寺

西法寺のHPを管理している釈大朗です。よろしくお願いします。

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