
境内の桜も満開となりました。
納骨堂によくお参りされるご門徒さんにお知らせしたところ、今日は息子さんの高校入学式とのこと。「父と母に新しい門出を見守ってもらえているようです。感謝」との返信がありました。
息子さんは、私に無量や不可思議といったお経に出てくる言葉が、漢字圏の数の単位であることを教えてくれた恩人でもあります。そのことを一つのきっかけにして、私自身、お聖教に記された言葉の意味を、より考えるようになりました。
町内に住む姪っ子もこの春から高校生です。
若者は希望です。その姿に触れ、大人も、よし自分もがんばろうと力をもらうのです。
一つ思い出しました。「高校入学前、制服を着ておじいちゃんのお見舞いに行ったら、本当に喜んでくれて」。昨年の冬の葬儀の際、そんな思い出を話してくれた女子高生がいました。
おとうさん、おかあさん、おじいさん、おばあさんはもちろん、みなさんまで命をつないでくれた方たちが、きっと喜んでくれている。これまでみなさんをさまざまな形で支えてくださった方がたが、あなたの成長を喜んでおられます。
入学式を迎えた全国の若いみなさん、ご家族のみなさん、本当におめでとうございます。