



昨日は、完成した通信をもって山あいから海までまわりました。銀山のせせらぎはいつものように澄んでいました。長谷では桜の写真を撮っている最中、ウグイスの鳴き声を聞くことができました。幼い頃、網代に住んでいたことがあります。隧道より先に行くと帰ってこれないような気がする、ちょっと怖い場所であったことを思い出しました。
その日の夜、いつもお世話になっている網代のご門徒さんから電話がありました。「わたくしは生まれてはじめてパズルを解きましたで。デイケアでもパズルがあるけど、やったことはないけえ。女の子(娘さん)に手伝ってもらって解いたで」
送られてきたファックスにはこうありました。「住職様 いつもありがとうございます。元気でがんばります」
句が記されていました。
身に入むや法の庭とてけもの跡
88才のご門徒さんの説法を受話器越しに、そしてファックスで聞かせていただいて、ありがたい限りでした。