きょうは清掃デーです。別に決めていたわけではなく、昼、思い立ってガソリンスタンドで車を洗車して、見違えるようにキレイになり、気を良くして、本堂の濡れ縁も時間をかけて雑巾がけたり、電動モップを動かしたりしたのです。何箇所か、鳥が落としていったお土産があったり……。彼岸法要の前の日に雑巾で拭いて以来のこと。やらないとと思ってはいたのですが、なまけすぎでした。

掃除といえば、この物語です。
「垢を流し、塵を除く」と唱えてひたすらに掃除にあたったお釈迦さまの弟子・周梨槃特(シュリハンドク)さん。どんなにきれいにしてもまた汚れること、そして、それは、自分の心もまた同じであると気づかれます。その彼の姿に、お釈迦さまは手をあわされたという話が伝わっています。日本の学校で掃除があるのは、この物語の影響が大きいといわれます。『カムカムエブリバディ』でも、教室の掃除シーンありましたね。
キレイになりきって終わりではなく、汚れたらまたキレイにする、そして、続けることの大切さを学ばないとと思うのでした。