県立博物館から封書が届きました。4月9日から5月15日まで、奈良・薬師寺の名品と鳥取・但馬の仏像、仏画などを展示するとの案内でした。
日本に仏教が伝わったのは538年。仏教の扱いをめぐり争いが起こりますが、蘇我氏が物部氏を滅ぼして決着。蘇我氏が支援した推古天皇が即位。そして聖徳太子によって仏教思想に基づく政治が推し進められることになりました。
薬師寺は法相宗に属します。開いたのは道昭。遣唐使として入唐。玄奘三蔵(般若心経の訳者として有名です。最遊記のモデルでもあります)に師事し、帰国して法相宗を開きました。奈良県の興福寺、薬師寺が二大本山となります。薬師寺の創建は680年ですから、1300年をこえる歴史があります。

4月23日には作家の夢枕獏さんが来県し、講演されるそうです。展示期間には薬師寺から僧侶が来られ解説や法話もされるとのこと。どんなお話をされるのか、是非聞いてみたい。時間を見つけて博物館に行きたいと思います。