大正大学より、第3回「寺院における新型コロナウイルスによる影響とその対応に関する調査」単純集計の結果報告が届きました。回答を寄せた寺院に、まず結果の報告ということで送っていただいたようです(353件(寺院)の回答があり、鳥取県からは4件)。寺院が少なからず影響を受けていることがわかります。同時に様々な努力、実践の報告がありました。オンライン法要、インターネットの活用、寺報を月一回WEBで発行などインターネットを活用した取り組み、「まちの保健室&介護者カフェ」、「寺子屋」などの居場所づくりの努力など。以前よりも悩み相談、話し相手になるようにしているなどの経験も記されていました。境内で青空市を月1回、開催しているとの記載もありました。
調査報告を読みながら、この間のことを振り返ってみました。
西法寺では、この数年、本堂へのエアコン導入、椅子・机を集会室に設置、介助用品を玄関に配置、洗面所の温水化など進めてきました。ホームページを開設し(毎日更新)、年4回、寺報を発行するようになりました。本堂、庫裡にWi-Fiを導入しました。お寺に待っているのではなく、地域での法要、集まる機会を持つようにしました。葬儀の際に、法話原稿を配布し、手製のお経本を手元においてもらうようにしました。年に数回のお寺の勉強会、お寺の清掃日など、ご門徒さんとの関わりをつくることにも取り組んできました。定期的に役員会を開催し、合議によって進めることを意識するようにしてきました。2年続けてお盆参りは中止となりましたが、その分、初盆のお勤めはていねいに行うことができました。
振り返ってみますと、東部の各寺院さんがすでにおこなっていることで真似ることのできたこと、自分の目につくことをしてきたということです。
お年寄り、現役世代、若い世代にお寺を居場所にしてもらえるような取り組み、お墓じまいなどを見すえたお寺のあり方、家と同時に個人様の希望にそった法務の進め方などなど考えていかないけといけないことも多々あります。
引き続き、できることを一歩一歩です。