葬儀が終わりました。
いつものように最後は『しんらんさま』を歌いました。

帰り際に施主さんご夫妻が、「『しんらんさま』、亡き母がよく歌っていたことを思い出しました」とおっしゃいました。
お母さんはどんな気持ちで歌っておられたのでしょうか。
1番の歌詞は、まだ働き盛りの頃、2番は、亡き方との別れを思い出しながら、そして3番は、いよいよ自分のいのちがもう長くはないとの現実を突きつけられたときのことを歌にしているのだと、手前勝手な解釈をしています。そのどんなときにも、親鸞聖人は寄り添い、ともに笑い、泣き、お念仏を称えられているのかなあと想像してみると、あたたかい気持ちになれるのです。
歌詞もいいですが、歌うともっといいですよ。作曲は古関裕而さんです。
昨年の秋のお寺のコンサートで、大須賀ひできさんが歌った「しんらんさま」
ぜひ、聞いてみてください。