コロナの第6波の中、葬儀は「家族葬を行いました」と事後の案内であったり、事前の案内では「焼香の時間は○時から○時」といった状況が当たり前になっています。葬儀の規模はより小さくなっています。コロナが仮に収束しても、状況はそれほど変わらないでしょう。葬儀のない直葬、無宗教によるお別れ会なども増えていくものと思います。
昨日の法事の後、家族の方から「葬儀の時に住職さんが配られたプリントを、お参りできなかった親せきにFAXしました。『こういうものがあるとよく分かるなあ』と喜んでいましたよ」との話をうかがいました。そういう風に使っていただくのはありがたいことです。
通夜と葬儀の際には、A4の紙の表面に収まる分量の法話をつくってお参りされた方にお配りしています。ご家族からうかがった故人様の人柄、ご法名の意味、浄土真宗の教えの3点を、通夜、葬儀後の還骨法要の2回、お話しするようにしています。
2018年の春にこちらに帰ってきて法務を始めたのですが、当初はそこまで気が回りませんでした。あるとき、耳の不自由な方がいらっしゃり、読めるものがないと申し訳ないなと思い立ち、原稿を作るようになったのです。亡くなった方のことを記憶し、記録するという意味も込めています。自分でも読み返すことができますから。
明日は、別のご門徒さんのお通夜です。先程、お経をあげ、家族の方からお話を聞かせていただきました。これからお話しすること、そして、法名を考えるところです。
改善しなければならないことも多くあるように思うのですが、喜んでいただいていることは継続していきたいと思います。
素晴らしいです、感動しました😊
それも耳の不自由な方の為から考えられた行動からなんて、なんて素敵な話なんでしょう。
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ありがとうございます😊
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