昨日は、町内の知り合いの方とマスク昼食会でした。
写真を撮り忘れてしまいましたが、参加者は米農家さん、家で畑を作っている方、ほぼ自給自足で生活されている方など多彩な面々です。米農家さんのお米で握ったおにぎり、ちらし寿司、畑でとれた野菜がたくさん入った芋煮汁、これまた自家製の大根と白菜を材料にした漬物など、ほぼ地産地消のメニュー。私は何も作っておりませんので、「美味しいですねー」とありがたくよばれるだけです。
(食前)
○多くのいのちと、みなさまのおかげにより、このごちそうをめぐまれました。
○深くご恩を喜び、ありがたくいただきます。
(食後)
○尊いおめぐみをおいしくいただき、ますます御恩報謝につとめます。
○おかげでごちそうさまでした。
これは、本願寺の「食事のことば」です。口にすることはしませんでしたが、この「ことば」通りの昼食会でした。
「おかげ」という言葉が2回出てきます。
漢字で書くと「お陰様」
「『お陰様で』は感謝の心を表す日常語です。お陰とは、神仏の助けや加護のことで、そこから、人から受ける恩恵や力添えをいうようになりました」(『暮らしの仏教語豆辞典』より)
その人の疲れに「お」をつけて、「さま」までつけて 「おつかれさまです」と声かけるぼくらの日々♪ こんな印象的なフレーズを含んだ歌が以前、流行しました。
「おつかれさま」と口にすることは多々あっても、「おかげさま」と口にする機会というのはあまりないのかもしれません。
みなさんも意識して、「お陰様」と口にしてみてはいかがでしょうか。実は、今日1月16日はは親鸞聖人のご命日です。私も朝、本堂でのお勤めの際、「お陰様で」とつぶやいて、手をあわせました。