坊守です。タイトルは、昨日のクイズの続きみたいですけど、無関係です。なぞかけのこたえは最後にあります。
4日の仕事始めから、毎日おせおせのペースだったので、年末の食料支援の結果の報告がすっ飛んでおりました。
12月25日、公営住宅のある2地域で、午前・午後「年越し応援食料無料市」のネーミングで行いまして、それぞれの場所で食料セット100個ずつ用意して、170セット無くなりました。
基本の食材セットは、コメ2キロとお餅、パスタ500グラム、5袋入りのインスタントラーメン、カレールー。これに加えて、お野菜や雑貨類を好きなものを選んで持ち帰ってもらいました。

また、当日は留守だけど食料は欲しい、という方や荷物を自宅まで持ち帰れない方のために「お届け隊」をつくってみたら大好評。シンママや身体の調子が悪い人やお年寄り、障がいをお持ちの世帯を中心に、需要がありました。
それにしても、下準備の段階から、人のあたたかさをありがたく思う場面が多々ありました。
まず、開催地域の自治会関係者の皆さん。当初、どこを拠点にモノを配るか、当てがありませんでした。それで現地にとびこみで相談に行ったところ、団地集会所と地区公民館の駐車場という格好の場所を即座にあっせんしてくれました(「怪しい人たちだな」といわれることも覚悟してたのに!)。
また、400キロ必要だったお米は、すべて寄付でととのいました。大根や白菜、白ネギなどの立派なお野菜も何十個、何百本と寄せてもらえました。

なにより、ボランティアに駆けつけてくれた医療スタッフや家族は50人を超え(我ら西法寺住職も含みます)、誰かのために何か役立とうと自分の時間を使ってくれる仲間がいることに、寒い日でしたがずーっと心はあたたかでした。

さいきんのニュースで、「子どもの貧困」に関して政府が初めて実態調査をしたところ、貧困世帯の4割近くがこの1年で「食料を買えない経験があった」と答えたそうです(調査は2021年2~3月に中学2年生とその保護者を対象に行われ2,715組から回答)。
ましてや今のようなコロナ禍で、お仕事などに影響があり、困っている人が増えていそうだとは分かっていますが、「困っている」とはなかなか口にできないものです。こういう形で知り合えた方たちには、今後もしもの時の相談先に思い出してほしいな、と考えています。
「また3月にやろうでー!」ということになりましたので、ひと肌脱ぎたい門徒さま、お寺さまがありましたら、ブログ経由でご連絡下さい。大歓迎です。
昨日のなぞかけの答え。①縄、②氷