朗読と音楽 奏で

午後、岩美町まちづくりの会主催の「朗読と音楽 奏で」が西法寺本堂にて開催されました。私も同会の一員です。

アイリッシュハープという楽器を初めて知りました。美しい音色です。宮沢賢治の『星めぐりの歌』よかったです。『あまちゃん』を思い出しました。奏者の横田さんは兵庫県香美町から岩美町に移住され、来年から町内で民宿をされるそうです。

朗読は尾崎翠の『花束』。「昔は良かったという追憶のため息」「人間の幸福はいつも過去にあるものですね」「追憶は人間を幾分かなぐさめる。人生の避難所だ」。追憶のなかにある幸福について冒頭に記し、大岩小学校で教員を勤め、網代道場に暮らしたなつかしい記憶を記したのが『花束』です。若い漁師さんとのほんのわずかな時間の交流がみずみずしく描かれています。翠さんの初恋の記憶のようです。その出来事が翠さんに幸せの記憶としてのこったのでしょう。

みなさん、寒いなかお越しいただいてありがとうございました。

投稿者: 西法寺

西法寺のHPを管理している釈大朗です。よろしくお願いします。

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