きょうは市内の病院の受診日でした。「住職さん!」と顔見知りの技師さんに声をかけられました。採血の結果、コレステロールの数値が改善しているとのこと。心臓や肺も異常なし。3ヶ月に1回の通院ですが、体調チェックにもなります。次回2月は健康診断です。胃カメラが苦手です。好きな人はいないと思いますが。
その後、市内の養源寺さんに。住職さんから境内にある樹木葬のお墓と納骨堂について少し詳しく教えていただきました。
帰りに町内のスーパーに立ち寄ると、ご門徒さんの娘さんも買い物中でした。お母さんは大正13年生まれの97歳。風邪ひとつひかずに元気でお過ごしとのこと。NHK連ドラ『カムカムエブリバディ』の主人公・安子より一つ年上です。
「坊(ぼう)は友だち。若い人に仏教のよさを伝えてください」と激励されたのはコロナ禍の前、もう2年近く前のことになります。たくさんのお菓子を用意して、住職と坊守の訪問を大歓迎してくださいました。手を握ると、温かさとともに不思議な力を感じたことをよく覚えています。
戦後、地域に保育園をつくられました。みなさん親しみと尊敬を込めてご門徒さんを「先生」と呼ぶのです。
「近いうちに来年のカレンダーをもってうかがいます」「ありがとうございます。母が喜びます」。
「前に生まれた者は後に生きる人を導き、後の世に生きる人は先人の生きた道を問いたずねよ」
中国の道綽禅師のお言葉がそのままあてはまります。こういう方のことを先生というのだと思います。