お寺の門前の掲示板の言葉を紹介する書の第2弾が、この秋発売されました。今回はどんな作品があるのかなと本をめくっています。うなづくことしきりです。

これ、ほんとそうですね。ネコを飼っている方は全員共感されるのでは?

猫をしかる前に魚をおくな
書かれた板橋興宗さんは生前、曹洞宗の管長を務められ、自坊では、境内で数十匹の猫のお世話をされていたそうです。
ネコが悪いと腹を立てるのではなく、原因をつくった自らをかえりみようということです。耳が痛い。金言です。結果には必ず原因があるのですから。
そして、オードリー・ヘップバーンさんのことば

オードリーさんが晩年息子さんに読み聞かせたサム・レヴェンソンの詩の一節です。
人は年を取るにつれて 自分には二つの手があることに気づきます 一つは自分自身を支えるため もう一つの手は他の人を支えるため
本書の最後に紹介された掲示板でした、
この書を監修した僧侶の江田智昭さんは、「『自分を助ける手』ばかりに目を向けるのではなく、『他人を助ける手』の存在を常に忘れない人間になりたいものです」と自らの思いを記しておられます。