今日は一日雨です。風も強く、冷え込んできました。
次の日曜はお寺の勉強会の最終回となります。先日は町内のスーパーで、「あの時間が楽しみなんです」とご門徒さんからありがたい言葉をいただきました。
今回のテーマは、親鸞聖人の和讃です。和讃とは仏様を和語でたたえた讃歌です。七五調の形式で四句を一首とします。親鸞聖人は生涯に五百をこえる句をつくりました。今回取り上げるのはご門徒の皆さんが最も親しまれている六句となります。
一句目は、
弥陀成仏のこのかたは いまに十劫をへたまへり 法身の光輪きはもなく 世の盲冥をてらすなり
長い長い時間、途切れることもなく、私の闇を切り裂こうと働き続けておられた仏さまへの感謝を親鸞聖人は詠まれたのでしょう。「世の」とは、私自身であり、またみんなということでしょうか。そんなことを想像しつつ一句一句、眺めています。
ただし不正確なことをお伝えするのはいけないので、勘所は中央仏教学院時代にいただいたプリントを読み返して参考にしています。
せっかくですから、一句ずつ声に出してみなさんで読んで、読み方をマスターできるようにもしたいと思っています。
来年はどうするか。これはみなさんの意見を、ふまえて考えることにします。