今日は1周忌と3回忌の法事がありました。1周忌はご往生されてから丸一年、3回忌は丸二年で迎えます。ご往生されてから年末までを1回忌と数えますので、丸二年で3回忌という数え方になります。
お通夜・葬儀とも私が勤めさせていただきました。その際にうかがったことをメモした手帳を見直したり、法話のテキストを読み直すなどして法事にのぞみます。
「65歳まで漁師でした。イカ釣りに精を出し、海が生きがいの夫でした」「母は早くに夫を見送りました。体が丈夫で100歳近くまで家で元気に過ごしていました。孫、ひ孫、そして玄孫にもめぐまれました」そんなメモ書きを読み直していると、いのちの不思議さを思うのです。
葬儀が終わり、お経のCDを求められたご門徒さんは、今も朝晩とCDをかけて読経されているそうです。先日の報恩講にもお参りされていました。きょうも上手にお経をあげられました。
今年の法事も、もうあとわずかとなりました。年末には雪が降ることもありますので、どうしても秋にご法事となるのです。一回一回、心を込めてお勤めさせていただきます。