今日明日はお通夜・葬儀です。
施主さんは私とちょうど一回り年齢が違います。
「昭和30年代は貧乏でしたよ。私なんかおやつを親からもらったことがなかった。近所の柿やグミを食べたりして。オリンピックがあって昭和40年代からかわりましたね」。
そんな昔話を聞きました。私は昭和44年生まれです。近所や道端の野苺やグミ、柿なんかをたしかに食べたことはありますが、おやつがなかったということはありませんでした。前のオリンピックは日本が経済的に発展し、暮らしが大きく変わる転換点だったのでしょう。
今回のオリンピック。どのように語られるのでしょうか。
貧しかった時代から懸命に働いて、ご往生された故人を偲びつつ、儀式をつとめさせていただきます。