8月9日午前11時2分、アメリカによりナガサキに原爆が投下された同時刻に鐘をつきました。
長崎原爆資料館被害の実相がよくわかります。なんということを人間は同じ人間に対して行なってしまったのでしょうか。
それから76年目の夏を迎えています。
先日お亡くなりになった益川敏英さんは、「戦争があと200年経てば、地球上からなくなるだろう」と発言されていました。
「理性的に考えて間違っていることに気づいたなら、長い目で見たら必ず是正されてきたーそれが人類の歴史です」「もちろん、棚ぼたみたいに天から降ってくるもんじゃありません。それなりの努力を続けていくならば、戦争を地球上からなくすことはできると思う。真剣にそう思っています」(『学問、楽しくなくっちゃ』より)
被爆者の長年の尽力により、核兵器禁止条約が生まれました。理性的に間違っていることを禁止することが法的な枠組となりました。
日本政府は残念ながら核抑止の立場ですから、批准していません。しかし、核で核を防ぐという無明煩悩を世界が捨てる未来はきっとやってくると私自身、信じています。
