西法寺の動植物係・坊守です。
コロナの感染対策がらみで、本業(どっちも)にあれこれ影響が出て、鼻血が出そうな月末でした。
そんな7月をしめくくるような出来事が、夕方帰宅してからありました。
ナモを抱っこして、縁側に行くと、縁の下から細いネコの声が、途切れなく聞こえてきたのです。
庭先に出ると、常連のシマ氏が木陰に寝そべっていましたが、細い声の主は見当たりません。数分ほどして、黒い影が猛然と庭を横切りました。
かなり小さな子ネコでしたが、逃げられたなぁ、母ネコも飼い主もどうしたんだろう…と、心配しながらシマ氏に夕飯をあげていると、黒い仔猫がふたたび姿をあらわしました。
前庭から中庭に逃げたけれど、一周まわって、またもとの縁の下に戻ったようでした。
そして、シマ氏をおしのけて、食べようとします。制裁を受けるか…と、ヒヤッとしましたが、なんとシマ氏は、怒ることなくその場をゆずって、傍から見守りはじめました。

子猫はよほどお腹が空いていたようで、ペースト状の餌にむしゃぶりつきました。
そこを縁側からすくいとって、ナモの檻へ。
というわけで、まったくのノープランで、小さいのを家に入れてしてしまいましたが、こんな暑さの中、1匹で外にいては、どんなことになるか、目に見えていますので、保護を優先しました。
ゆっくり、キミのおうちを探しましょうか。優しい人たちがいるおうちを