午後は網代の習字教室でした。いつものように課題は放哉の句です。

「土くれのやうに雀居り青草もなし」
「風の中走りて手の中のあつい銭」
いずれも京城(現在のソウル市)、旧満州の長春にいた頃に詠んだ句。放哉が見たり体験した情景なのでしょう。せっかく得た職も禁酒の誓いが守れず、約1年で退社したそうです。
「雨の中泥手を洗ふ」
生涯最後の時期、小豆島時代に詠んだ句の一つです。
私もそうなのですが、「な」のまくりに苦戦しています。言葉で説明するのは難しいのですが、「な」の四画目は、筆を下におろし、ついで左へ、そして右45度に一度もちあげて右に抜くという動きをします。理屈はわかってはいるのですが…。
次回はゴールデンウィークあけとちょっと間があります。先生から宿題用のお手本もいただいたので、連休中も筆を持つ時間をつくるとしましょう。