葬儀が終わり、今こうしてブログを書いています。
「何かと世話を焼いてきただが。かわいくて」とおっしゃるYさんが、亡きAさんに手をあわせ涙しておられました。
私も、Aさんと、この数ヶ月、何度か顔をあわせる機会がありました。先月も、お寺まいりの際に言葉を交わしました。このお別れは残念でなりません。
同じ浄土真宗のご門徒同士でもあったYさんとAさんは、さまざまなことを相談し合う仲でした。「私の方が一方的に喋ってばかりだったけど」とYさん。Aさんは、その励ましを受けてずいぶん頑張っておられたようです。
つながり、支えあって生きていくことのすばらしさを、このお2人の関係から学ばされておりました。
浄土真宗では、御同朋(おんどうぼう)といいますが、私たちは、阿弥陀仏のお慈悲に照らされ、同じ念仏をいただく仲間です。御同朋とはお2人のような関係のことをいうのではないかと思います。
Yさんがガックリして元気をなくされるようなことがあったら、Aさんが悲しむことでしょう。これから私も、Yさんのことを気にかけていかないとと思うのでした。
お寺に布教に来られるご講師さんがよくおっしゃいます。「御同朋を大切に」と。
そのこころを大切に、私も勤めていきたいと思った本日のご葬儀でした。
合掌