大きな字については、僅かではありますが進歩の兆しがあるように思うのですが、小さい字を書くことは大の苦手で、肩の力が余計に入ったり、気がつくと息を止めて書いていたりとなかなか平常心で書けません。そうなると余計に下手くそになってしまい、書き終わってガッカリすることがあります。
このたび過去帳を新調されたご門徒さんより記載を依頼され、先ほど書き終わりました。
過去帳は小さいですから、必然的に小さな字を書かなければなりません。書き終わってみると、これでは申し訳ないなあといつも思いつつ書かせていただいています。
しかし、急には上手になりませんから、希望は持って練習しているところです。
今日は書いていてちょっと驚くことがありました。ずいぶん以前にお亡くなりになったお父さんと、昨年お亡くなりになったお母さんのご命日が全く同じだったのです。お父さんのご命日は旧暦で表示されており、新暦に換算するとお母さんのご命日と一緒であることがわかりました。
偶然のことではありますが、過去帳の見開きのページに、お父さん、お母さんのご法名と俗名を記載することができました。
上手ではなくて恐縮ではありますが、お仏壇の前に座り、まず阿弥陀さんを拝んでいただいて、そして、お父さんお母さんのことを思い拝んでいただけたらありがたいなあと思うのでした。