
おもしろく、ためになる本です。
SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。
本の著者・高橋真樹さんは、そのことを、「いまの世代のニーズを満たすことだけを優先して、将来世代の可能性を奪ってはならない」とわかりやすく言い直しています。
我が亡き後に洪水は来たれ! とルイ15世の愛人・ポンパドール婦人は言い放ったそうですが、現代は我ある時にすでに洪水がきている状況です。さらにひどい事態を次の世代にひきつぐことはしたくありません。
本書では、どうすれば本当に持続可能な社会に進むことができるのか、政府や企業の取り組みとその問題点(経団連の推進するソサイエティ5.0など)が浮き彫りにされます。そして、持続可能性という観点から貧困、働き方、地球環境などの課題をとらえることができます。さらには各地の実践の紹介もあります。
私もSDGsには強い関心をもっています。お寺の掲示板にも先日、ロゴを貼り出しました。

仏教には少欲知足という教えがあります。なんちゃってSDGsにならないように実践していきたいと思います。