サラリーマンの方々は、月曜日はなんとなくやる気が起きない、休み明けで気持ちがのらないということはないでしょうか。お寺は曜日はあまり関係ありませんが、土日がいちばん忙しいので、月曜はなんとはなくおっくうなのです。明日は彼岸法要だというのに、この有様。
そんなことを思いながら今、ブログを書いています。
みなさん、「おっくう」と打って見ると、億劫と変換されますか?
実はこのおっくうという言葉、もともとは仏教語の億劫(おくこう)から読みと意味が転じた言葉です。
仏教の億劫とは、果てしもなく長い時間のことです。劫とは、途方もない長さの時間、それに大きな単位である億を加えて億劫となります。世界のはじめから終わりまでという意味でしょう。
そんなところから、時間のかかることは「おっくう」だなったのでしょうね。さらに、様々な場面で使われるようになったのでしょう。若い人は「おっくう」と言わず、「めんどくさい」と言うのでしょうが。
そのように考えると、「おっくうだ」とは言えないようなことを、「おっくう」だと思っているだけなのかもしれません。
さて、仕事にかかりますか。