昨年も書いたように思います。お寺はお布施への税はかかりません。固定資産税も必要ありません。しかし、僧侶の収入には当然ながら税がかかります。
その額がいくらになるのかをあきらかにする確定申告がきょうからはじまりました。私の場合はパソコン上で書類を作り、それを打ち出して郵送しています。計算はパソコン上で済みますから、楽と言えば楽です。
会社なら厚生年金、社会保険(被用者保険)がありますが、一部の大きなお寺以外、僧侶は個人事業主のようなものです。年金は国民年金で2階部分はなし。国保は勤め先のとの折半がありません。全額自己負担です。不安定かつ、自費負担分がかなり多いのが実情です。
経費もなかなかのものです。本山に納める賦課金(コンビニのロイヤリティーみたいなもの)、本堂の保険(掛け捨て)、お花や仏具など日常経費もけっこうかかります。
昨年びっくりしたのは国民健康保険料の高さでした。国は制度を支える気があるのかとふだんあまり頭にくることのない私ですら腹が立ちましたから。
今年もさらに値上げをする自治体が多いそうです。岩美町がそれに当てはまるのかどうか確認はしていませんが、皆保険を支える財政をもっと手厚くと願わずにはいられません。
などなど、愚痴めいたことも記しつつ、今から申告の準備をします。