昨日の坊守に続いて住職からもひとこと。
「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」
森喜朗氏の、この口にするのも恥ずかしい女性蔑視発言。その場で誰かからいさめる発言が出ても良さそうですが、笑いが漏れたということも報道でみなさんご存知だと思います。
「何を笑うかによって、その人の人柄がわかる」。フランスの劇作家マルセル・パニョルのことばです。
その通りではありませんか。
高まる抗議の声のなかで森氏はオリンピック・パラリンピックの組織委員長を辞意を固めたそうですが、それだけで済ませてはいけない問題のように思います。
日本は政治・経済の各分野で指導的地位を占める女性の割合が極めて低い。男女の違いにより生じる格差(ジェンダーギャップ指数)は世界121位と後進国です。
笑っている場合ではないのです。
世界から、男性中心主義がはびこる日本が笑われているという自覚をもたないといけない。そう思います。