岩美町は雪が降り続いています。紅白も見ないで雪をかく住職です。

コロナに始まり、終息も見通せない中の大晦日です。世界で8000万人以上が感染し、お亡くなりになった人数は176万人を超えました。
もうけと効率を最優先させてきた社会のあり方はこのままでよいのでしょうか?
剥き出しの欲望や煩悩を抑えていかなければ、次世代の人たちに顔向けできません。
私たちは親鸞聖人がいうように煩悩で成り立ち、捨てきれぬ存在です。その自らを直視し、それで果たして良いのかと問い直す必要に迫られているのではないでしょうか。
コロナを経ても変わりませんでした。強いものはより強くなりました、という社会に生きるのか。
ささえあい、つながりあう社会をみんなでつくって生きていくのか。
後者にこそ、「煩悩成就のわれら」の歩む道があるのではないでしょうか。