今日は午前に仏壇を購入されたお宅での入仏法要がありました。ことし新たにご門徒さんにもなられたご家族です。
仏壇はご家族にお亡くなりになった方がいらっしゃらなくてもあって不思議ではありませんが、やはり大半はお亡くなりになったことが機縁だと思います。
お仏壇のお飾りについて、いつもお話しさせていただくのは、阿弥陀さんの話です。そして阿弥陀さんが仏壇の主役になるようにしてください、とうことです。
きょうは小学生の方もいました。
「無量って聞いたことある?」と。「わからない」
これは町内の牧谷に住むKくんという中学生から私も教えてもらった話です。無量は数の単位です。一、十、百、千、万…恒河沙、阿僧祇、那由他、不可思議、そして最後は無量となるんです。無量は=アミタ(阿弥陀)です。
大人のみなさんの方が驚かれていました。
無量の光、無量のいのちの世界から、私たちに、精一杯生きてください、必ず救いとっていきますよ、と働きつづけておられるのが阿弥陀さんです。一方の私たちは日々、損得勘定したり、つまらぬことで対立したり、喧嘩したりして生きています。仏さんの願いを仏壇の前で噛み締めるとき、「あぁ、これではいけないな」と自身を振り返ることができる、そこに仏壇の意味があると思います。だから阿弥陀さんが脇役になるともったいないです。
といったお話をしました。
他にも質問にこたえていたらすっかり長居をしてしまいました。
私自身も仏壇について学び直す機会となりました。ありがとうございました。