岩美町中央公民館「いわみんホール」にて、「朗読と音楽 奏で」が開催されました。主催は岩美まちづくりの会です。
例年は尾崎翠さんの生家である岩井・西法寺で開催されていますが、密を避けるためホール開催となったのです。
ハーモニカ演奏、石美町の民話朗読につづき、尾崎翠の詩に曲をつけてフルートによる演奏もありました。そして尾崎翠の作品『無風帯から』の朗読です。

『無風帯』とは岩井のことです。西法寺の情景も描かれています。
療養のため岩井に帰った光子の兄がその友人にあてた長い手紙、という形で物語は展開します。光子が好意をよせる友人に妹を託す兄の胸の内を語ったようでもありますし、兄の光子への愛情を告白するような内容でもあります。じっくり聞かせていただきました。
来年はお寺でできるとよいのですが。