
網代の習字教室もきょうと来週でことしは終わりです。
最近は引き続き尾崎放哉を書いています。
小豆島のお寺の寺男だった時の詩なのでしょう。
「あすは元日が来る 仏とわたくし」
よりそってくださるのは仏様しかいない。
そんな気持ちを放哉は詠んだのでしょうか。
放哉は非常に付き合いづらい性格だったそうですが、こんな文章を遺しています。
「毎日何事をするにつけても、我身の命を預けて下さる仏を、尊敬するため帰命無量寿仏、すなはち南無阿弥陀仏と唱へるのは、当然の事であります。否、此念仏のいへない人は、信仰がまだ不十分なので有ります。人が美しい花を見たときにああ綺麗だといふのは、念仏であります」