今日は朝から雨降りです。
世間では「我慢の三連休」と言われていますが、私自身は、ステイホームならぬ、ステイテンプルで役員会、コンサート、そして昨日、今日は法事と慌ただしく過ごしています。
年回の法事は、12月になるとそれほどありません。来年の年回法要の案内を各ご門徒さん宛に作ること、そして西法寺通信の新年号づくりが急がれるところです。これまではそれぞれ年頭にお配りしたのですが、今年から年内に配ろうと考えているので、いつものようなのんびりペースではいけません。うかうかしていると年の暮れは一気にきてしまいそうです。
そんなことを考えていると、
「とにかくも あなた任せの 年の暮れ」
熱心な念仏者でもあった一茶の句が、頭に浮かぶのでした。
一茶がいう「あなた」とは阿弥陀如来のことです。
思うようにいかないことばかりの人生において、私には仏様がついていてくださるではないか、だから何があっても心配することがない。そんな一茶の心を感じます。
お寺の仕事というのはどんなことも実務ではありません。仏様の慈悲を感じつつ、それを誰かに取り次いでいくことです。そんなことを頭に入れつつ、年の暮れに向かっていきたいと自分に気合を入れてみるのでした。