昨日のこと。田後の報恩講が終わり、薬師さんの階段を降りて車に乗ろうとしていたところ、「西法寺さんですか? きょう薬師さんで法要があったとさっき聞いたんです。檀家じゃないけど、お参りしてもいいんですか?」と声をかけられました。「はい、大丈夫ですよ。田後でいつ法要があるのかは、〇〇さんに聞いてくださったらいいですよ」とお答えしました。
私も見覚えのある方だったので、「法事の時にお参りでしたか」と尋ねると、「葬儀の時にご住職の話を聞いて、またお参りしたいと思っていたんです」とのご返事でした。それで思い出しました。お寺での還骨法要の後、封筒にお布施を包んで私に預けられた方だったのです。
私のようなつたない話であっても、阿弥陀さんの智慧と慈悲のこころは伝わるのだなぁとありがたかったです。
お寺に話をききにいくことには踏ん切りがつかない方も多いことでしょう。しかし、思い切って訪ねてもみると何かしら心にのこるものがあるのではないでしょうか。
11月、12月と全国で報恩講のおつとめがあります。お近くのお寺に足を運んでいただいて、阿弥陀さんのみ教えに触れていただいて、ゆったりとした時間をお過ごし下さい。