ナモです

きょうのあさ、おそらから、まるくてしろいものがおちてきて、おにわのいしのうえで、ころころころがっていました。
「ナモ、あられだぞ!」と、おいたんがいって、おばたんといっしょにおふとんをかけたおつくえをりびんぐにだしました。
このごろ、ぬくくなるしきものや、ぬくいかぜがでるしかくいはこがでてきました。どれもあたいのすきなものです。

このごろは、すぐにはらぺこになります。なつは、すまーとだったので「あんたはほんとうは、いたちか?」と、おばたんがいいましたが、もうそんなことはいわれなくなりました。
「ちゅーる」ということばは、おぼえました。わかやまのおかあちゃんや、しんしゅうのおねえたんが、おくってくれる、おさかなのあじがするぜりーです。「ちゅーるたべるか?」と、きかれたら、はしってごはんのおさらのまえにいきます。
あんまりくいしんぼうをすると、
「あんたは、ほんとうはたぬきか?」
と、おばたんにいわれるかもしれません。
