坊守です。
きのう、公共放送のニュースに職場の話題が出ましたので、住職から「ブログに書いてね」と依頼されました。

少し前、コロナの影響で医療機関の経営がたいへん、という話を紹介しましたが、介護にかかわる事業所も打撃を受けています。県内の介護事業所に呼びかけて集めたアンケートで、収入減だと回答したところは41%、「公的な資金援助施策がほしい」という意見が26%だったそう。
それを県庁と、鳥取市の担当課に伝えに行った次第です。
わたしは、介護分野のことには詳しくありませんが、要望項目をみていて、介護サービスを利用する高齢者にも影響があることに驚きました。
それは「介護事業所の経営を支援する」という目的で政府が導入した特例措置です。
「介護事業所は、高齢者におこなった実際の介護保険サービスより、水増しして介護報酬を算定してよい」
という内容。利用者さの利用料も水増しとなります。サービスを受けていないのに請求される利用料も、連動して水増しなんだそうです。
認知症の人と家族の会など、介護を受ける当事者団体が、この措置を撤回するよう、要望をしたそうですが、ワケがわかりません。
一応、水増し分の請求には、ご本人の了承を得ることが条件とされていますが、ふだんお世話になっている施設からお願いされると、お財布が苦しくても、「ハイ」というしかないんとちゃう?と。
とりあえず、現場で起きている問題は、どんどん発信しないと…と、思います。
それにしても、テレビの影響は小さくなくて、きょうは仕事上のお知り合いから「生協が潰れてくれては困るから、出資金を集めにきてくれたらええが」と電話が入りました。