葬儀の後の還骨法要の最後に、ご遺族のリクエストで『しんらんさま』を歌いました。
そよ風わたる あさのまど
はたらく手のひら あわせつつ
南無阿弥陀仏 となえれば
しんらんさまは にこやかに
わたしのとなりに いらっしゃる
亡きYさんが「この歌は、いい歌だ」とご自宅でよく口ずさんでおられたそうです。ご家族には、その姿が、良き思い出としてのこっておられるのでしょう。
息子さんはお亡き父さんのご遺骨に「しんらんさま、かけてもらうで」と声をかけていらっしゃいました。
今月号の『大乗』(本願寺派の月刊誌)には、「古関裕而さん作曲 島倉千代子さんが歌う 仏教讃歌『しんらんさま』」という記事が掲載されています。


島倉千代子さんは、「私の一生に、きっと何か大きな力となり、光となってくださるものがあるという感激をもって歌わせていただきました」と語っています。
きょう、涙しつつ歌われるご遺族の姿にふれ、たくさんの方たちの力となり、光となっているのだなあと胸が熱くなりました。