坊守です。
住職から、仕事部屋に使うものを縫ってくださいませんかと頼まれたので、数カ月ぶりに古ミシンを稼働させました。電動ミシンと比べれば、パワーも速度も劣りますが、こちらの方が作業姿勢が楽で、なにより、古い道具がいまも動いてくれることが楽しいのです。
「古い道具」といえば、ミシンを踏んだ勢いで針仕事を続行しました。寺で使っている携帯用のおりんの修繕です。
寺に来て、こんな仏具があるんや〜、と関心したもののひとつでしたが、それ以上に、りんの座布団が破れて白いワタがはみ出していることが気になっていました。
前住が使っていた頃なら、破れも「味」だったかもしれませんが(ちがいます。笑)。

どんな布でもいいからとにかく「内臓破裂」はなおすべき。きょう、ふと大昔に京都の道端で買った和風のハギレがあったことを思い出しました。
出してみると、幅も材質も風合いも、このためにあるような布だったではないですか!

住職に色柄を選ばせて着手。あちこちさわると、うまく解体でき、あっという間にオペ完了。
道具は古くても、不具合をきれいになおしながら、だいじにつかっていきましょう。

かわいくリフォームできましたね!!!
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ありがとうございます。ビフォーのようなキラキラの布ではないので、四隅に赤いビーズをつけてみましたが、住職には似合わなかったらどうしましょう
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