昨日から大雨です。本日は一周忌のお勤めでした。お亡くなりになる1月ほど前に入院先の病院にお見舞いに行った際、こちらが恐縮するほど喜んでいただいたことを朝から思い出していました。
ご遺族の希望で、自宅の仏間、お仏壇の前でのお勤めでした。ここでよく手をあわせられていたのだろうなあと考えつつ「正信偈」をいっしょに読みました。
必至無量光明土と「正信偈」にはあります。無量光明土とは、生きとし生けるものがみな、お互いに照らしあっている世界です。それがお浄土という世界です。そこに私たちは必ず至ると親鸞聖人は記されています。仏壇の金色はその象徴として輝き、私たちに問いかけてくるのです。
優劣や損得、値踏みをしながら生きるのが私たちのありようです。その私たちをどうにかして助けたいとの仏のお慈悲に触れるとき、少しづつではあるけれども生き方がマシになる、ここに私たちの目指す道があると思って私も生活しています、とお話しさせていただきました。
合掌