
草を抜こうと畑に来てみると立派な足跡がありました。タヌキにしては間隔が広いような。土の凹み方をみても小動物ではなさそう。去年もやってきたイノシシかも。
昨年は球根を根こそぎ掘り起こしていました。掘り起こす力は相当なもので、落とし穴のような大きな穴をあけることもあります。
この辺りだとイノシシが、さらに山の方の集落ではシカの被害が大きいようです。なにしろ柵の上からジャンプしてシカは進入してくるそうですから。
お釈迦様はシカ相手に説法したそうですが、このあたりではシカやイノシシは害獣と呼ばれる存在です。里山が減り人の活動が減るとそれだけ害獣が身を隠せる領域が増えて、人の近くまでやってきてしまうというわけです。私の幼かった頃は野生動物をほとんどみかけることはありませんでしたので、この数十年ですっかり変わってしまったのでしょう。
あるお寺さんが、山で樹木葬をするようになり、里山の再生にもつながったという話を読んだことがあります。
動物たちだって、出てきたくて出てくるわけでもないのでしょうから、どうしたものかと考えてしまいます。