新型コロナウイルスの感染拡大のなかで3密を避けるためオンライン〇〇がすっかり日常語となっています。
僧侶の集まりも今後のことを考えてZoomでできるようになろうと、先日、下準備をしました。私はあかるくないので、鳥取東部の本願寺派寺院の集まり・因幡組(いなばそ)の組長(そちょう)さんの指導のもとセッティングしました。便利なものだなあと感心するばかりです。
Zoomって言われても最近までなんのこと?だったのですが、莫大な利益を得ている企業だと知りました。米国のシンクタンク「政策研究所」は、最裕福の34人のうち8人をパンデミック・プロフィティアーズと命名したそうです。感染症拡大で暴利を貪る者。Zoomの創始者もその一人です。
貧富の格差の拡大が感染爆発の背景にあるとアメリカでは報じられています。危機的な状況の中で、その日ぐらしの人たちは感染の恐怖にさらされ、真っ先に職を失う。技術を駆使して新たなコミュニケーションツールを開発した人はますます富む。
Zoomという単語には拡大、縮小という意味があります。貧富の格差は拡大ではなく縮小しなきゃと思うのでした。