悲喜こもごも

きょうは四十九日の法要と納骨が二つありました。暖冬とはいえ海辺は北風が強く、冬場に外はさすがに寒かったです。みなさん凍えながらの納骨でした。

法要では、やなせたかしさんの著書を紹介しました。

僕らはみんな生きている。生きているから悲しいんだ。

歌い継がれる『手のひらに太陽を』の1番の歌詞は、悲しいから始まります。やなせさんはその理由を著書でこう記しています。

「生きてなきゃ『かなしい』という気持ちになることもないんですね。そして、かなしみがあるから喜びがある。悲喜こもごもと言うでしょ。喜悲こもごもとは言わない。かなしみがあって、喜びがある。しかし、かなしいっていうのは、ただ涙を流してっていうことではなしに、いずれ我々は死ぬ、愛別離苦のこの世界にいるわけなんです。ですから『かなしい』ほうを先にした。それで二番は『うれしい』に。ようは悲喜こもごもに合わせたんです」(『何のためにうまれてきたの?——希望のありか』(PHP研究所2013年 68ページ)

別れの悲しみを体験することは、出会えたうれしさを深く知ることにもつながるのでは。やなせさんの著書からそのように学ばせていただきました。

投稿者: 西法寺

西法寺のHPを管理している釈大朗です。よろしくお願いします。

“悲喜こもごも” への 2 件のフィードバック

  1. 幼児向けのアニメですが、アンパンマンのテーマの歌詞も読んでいると、考えさせられます。
    手の平に太陽もですが、法話を聞いているような感になります。
    幼児にどれだけ理解できるか分かりませんが、作詞は同じ【やなせたかし】です。

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  2. やなせさんは『詩とメルヘン』という月刊誌の編集長もされていて、おもしろかったです。
    アンパンマンのマーチ、歌詞をあらためて読んでみました。たしかに深い。

    “そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
    たとえ胸の傷が痛んでも
    何の為に生まれて 何をして生きるのか
    答えられないなんて そんなのは嫌だ!
    今を生きることで 熱いこころ燃える
    だから君は行くんだ微笑んで。
    そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
    たとえ胸の傷が痛んでも。

    嗚呼アンパンマン優しい君は
    行け!皆の夢守る為
    何が君の幸せ 何をして喜ぶ
    解らないまま終わる そんなのは嫌だ!
    忘れないで夢を 零さないで涙
    だから君は飛ぶんだ何処までも
    そうだ!恐れないでみんなの為に
    愛と勇気だけが友達さ

    嗚呼アンパンマン優しい君は
    行け!皆の夢守る為
    時は早く過ぎる 光る星は消える
    だから君は行くんだ微笑んで
    そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
    たとえどんな敵が相手でも
    嗚呼アンパンマン優しい君は
    行け!皆の夢守る為”

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