NHK-Eテレ「100分de名著」の『法華経』の回で指南役も務めた植木雅俊さんの『今を生きるための仏教100話』を読んでいます。
植木さんは、「思春期の悩みで、自信喪失や自己嫌悪に苛まれた」時に、中村元博士による原始仏典の翻訳を読み、「鬱状態を乗り越えることができ、仏教に興味を持った」といいます。仏教は「人間を信頼し温かい眼差しで見ている」。植木さんはそう書いていますが、私も3年前に初めて仏教を学んでみて、そう感じることがありました。
植木さんは法華経研究が専門ですから、『法華経』の大事なところのエッセンスを知ることができ、勉強になります。
また、
「釈尊のジェンダー平等」
「科学と宗教」
など、現代的なテーマも触れられています。
今を生きるために仏教の精神を大いに活用してほしい、活用したいと思わせられる一冊です。
100分de名著の法華経、アンコール版のテキストが出てたので買ってみました。絶対平等思想は素晴らしいですね。薬草の喩えとか提婆達多品とかけっこうしびれます。
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私はテレビで見ました。テキストも読んでみたいと思います。
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