15日から17日まで、西法寺の報恩講があります。
15日、16日は講師の方が法話をします。
17日は、私が法話を勤めることになっています。
約50分ほど、親鸞聖人が書いた「正信念仏偈」について話そうと思っています。先週は忙しくて手がつけられず、ようやく本日から準備に取り掛かりました。
2017年にお世話になった中央仏教学院では、毎週、「正信念仏偈」の講義がありました。午前中、先生からいただいた資料とノートを引っ張り出して眺めていました。

懐かしさとともに、先生からいただいた資料のありがたいことといったら。
わからないことだらけだったので、先生が話されることを詳しくメモしていたことが、読み返してみてわかりました。

「信を得たからといって、私がすっかりかわって仏のような人間になるのではない。しかし、聖人御消息にあるように、如来の本願を信じ、お念仏を申す身となった人は、それまでの自己中心的な思いを自省し、そういう心を捨てようと心がけるのが当然の態度である。本性をかえることはできないが、人間として正しく生きていこうとするのが、念仏者の姿勢である」
報恩の「恩」とは、私のためにしてくださったことを自覚する。「報」とは、恩を返すことはできないので、次の方たちに報せること。そのように受け止めています。
先生方からいただいた恩をありがたく思い、できる限り、自分のことばでお伝えできるようにしたいと思います。