先週、釋徹衆さんと弁護士の大平光代さんの対談本『この世を仏教で生きる』を読みました。発売されたのは数年前ですから、新刊ではありません。
釋さんがこんな話を紹介しています。
「西本願寺の前に薫玉堂という有名なお香屋さんがあります。名字は負野(おうの)さんです。負野さんのご先祖は、本願寺が大阪で戦ったり、その後転々と寺基が移転した際に、ご本尊を背負って歩いたためにこの名字になったらしいんですよ」

本山の前にあるお店だとは知っていましたが、このような歴史があったとは。
一昨日の本山参拝の折に、薫玉堂に立ち寄りました。そして、今日の朝、都合で旅行をキャンセルされたご門徒さんにお土産としてお渡ししてきたところです。
お店の紙袋も捨てがたいデザインです。