7月21日、参院選挙があります。
各党の政策や公約をザァーっとですが、読んでみました。
その中で、維新が政策で、「国立追悼施設」を作るとしていることを知りました。
同党の浅田氏は、「9条を改正する前段として、戦死者に対する尊崇の念を抱かせるというのかな。そういう場所をつくるのがまず前提」と憲法9条の改定を煽っています。
今日、本願寺が発行している『大乗」の最新号を読みました。
その中の『歎異抄』の連載が、第13条をについて触れています。
唯円に対して親鸞聖人が、「お前は千人を殺すことができるか」と問います。
驚いた唯円は、「一人であっても殺すことはできません」と答えます。
親鸞聖人は、「それは善人だからではなく、そういう関係性の中にいないからであって、人間は縁に触れたら何をするかわからない」というのです。
親鸞聖人のことばを唯円は深く心に刻み、後世の私たちに伝えてくれたのです。
維新の政策を読み、私は本当に背筋が凍る思いになりました。
そうした関係性のなかに人が置かれるようなことが決してないよう声を出さなければなりません。